サイトメニューここまで
本文ここから

新年のご挨拶

企業年金連合会理事長の画像  謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 平素から会員の皆様におかれましては、企業年金連合会の事業運営に関しまして格別のご支援・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 昨年は「地震」と「風水害」という自然災害の猛威にさらされた年と言っても過言ではないと思います。
 なかでも、3月11日に起こった「東日本大震災」は、津波災害という未曽有の損害をもたらし、多くの人々の命を奪いました。亡くなられた尊い命に対し、心からご冥福をお祈りしたいと思います。
 また、同時に起こった「福島原発事故」により、未だに長期避難をされている方々も多く見られます。一日も早い帰宅を望む次第です。
 「東日本大震災」は、経済面でも大きな影響を及ぼしました。サプライチェーンの途絶、電力不足・節電に伴う生産活動の停滞、原発事故放射能被害と風評被害、震災後から始まった円高進行、それに加わったのが政治の混迷です。
 また、回復基調にあったサプライチェーン問題もタイの洪水被害でさらに混迷を深めました。
 一方、海外に目を向ければ欧州の信用危機は真っ只中にあり、目が離せない状況です。アメリカの景気減速、新興国の成長鈍化も加わり世界同時株安、金利低下に見舞われた年とも言えます。
 したがって、企業年金の運用利回りもリーマン・ショックまではいきませんが、マイナス基調という厳しい現実を迎えています。
 現在政府では、「社会保障と税の一体改革」につき議論がなされ、年金については現行制度の改善という観点でまとめようとされています。
 公的年金がいかなる方向に行くとしても、働く人々の老後を支える私的年金である企業年金の重要度は増すことはあれ減ずることはないと思います。
 次に、企業年金のいくつかの当面の課題を挙げたいと思います。
 その第一は積立比率の回復を挙げなければなりません。年金運用は今更申すまでもなく、長期的視点に立った運用が基本です。ただ、単年度の運用利回りが母体企業の業績に反映されますので、内外の経済動向・金融市場の動向を注意深く見守りながら、リスクを極力 抑え効果的な運用を心掛けることが肝要です。併せて、債務の構造を見直していく必要があります。これにより、不安定な運用環境のなかでも、加入者等に安心していただける事業運営となり、さらには制度全体の改善につなげていくことが可能になります。
 第二は年金記録の整備問題を挙げたいと思います。公的年金の記録整備が大規模に始まりましたが、現在も進行形です。
 年金記録の整備は年金に対する信頼の根幹であり、企業年金についても同様に重要な課題であり、国の記録との突き合わせは着実に進めていく必要があります。また昨年、年金確保支援法が施行され、企業年金連合会を窓口として住基ネットから加入者の住所情報取得が可能となりました。システム開発ならびに住基ネット側の問題もあり、実務面での運営時期はまだ未定ですが、未請求者対策等の進展に寄与するものと期待をしております。
 こうした当面の課題のほかに、「社会保障と税の一体改革」の方向性を見極めつつ、企業年金の将来像についても行政と連携を取りながら会員の皆様と議論を進めていきたいと考えております。
 企業年金にとっては、今後も厳しい状況が続くことが想定されます。
 連合会としては会員の皆さんと力を合わせ、日本経団連、日本商工会議所等の経済団体や日本労働組合総連合会とも連携しながら、税制面や制度面の改正に向け積極的な意見発信・要望活動等を通じて、持続可能で魅力ある企業年金制度の発展と拡充に努める所存です。
 公的年金と企業年金が国民の老後の生活を支える安心の基盤であることを肝に銘じ、「働く人の企業年金を守り育てることは国民的課題」との使命感と気概をもって困難な課題に全力投球したいと思います。

ページのトップへ

本文ここまで
ローカルナビゲーションここから